境内の由緒書きによると、恵比寿神社はかつて天津神社(あまつじんじゃ)という名称だったそうです。恵比寿神社の名称になったのは、戦後の区画整理で現在の場所に遷座された時のこと。地元のヱビスビールにあやかって町名が「恵比寿」となった頃に、えびす神の総本社である兵庫県の西宮神社から恵比寿さま(事代主命)を勧請して合祀するとともに現在の名称に改めたそうです。
祀られているのは、戦後に合祀された恵比寿様(事代主命)の他に、国常立神、豊雲野神、角杙神、意富斗能地神、伊邪那岐命、伊邪那美命の六柱。家内安全、無病息災、五穀豊穣、そして商売繁盛のご利益があると言われています。
この恵比寿神社は、恵比寿で商売をしている人がせっせとお参りをする心の拠り所でもあります。かくいうボクも、上京した時に住処として恵比寿を選んだのは、関西の商売人にとって馴染みの深い恵比寿様(関西弁では愛情を込めて「えべっさん」と呼びます)にゆかりがあるからというのが理由のひとつでした。
場所は恵比寿駅西口から歩いて2~3分のところ。
恵比寿に住んでいるみなさん、恵比寿で商売をしているみなさんはお参りをお忘れなく。
あと、余談ですが、恵比寿には もうひとつ恵比寿神社 がありまして。恵比寿通なみなさんはぜひこちらもお参りを。
恵比寿神社(恵比寿西1丁目)恵比寿
渋谷区恵比寿西1-11-1