恵比寿の西口から、山手線沿いに渋谷方面に数分歩いたあたりに、路面から最上階まで飲食店で埋まった小さなビルがあります。メインストリートからはハズレたちょっと仄暗い路地裏なのであまり人通りはありませんが、なかなかいい感じのお店がけっこうあるわけです。
このMatt(マット)はそんなビルの6階にあって、オーナーの杉本さんいわく「このビルでいちばん古株じゃないですか?」とのこと。
Mattはこの記事を書いている2013年5月で10周年。
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ちなみに、2013年5月9~11日の3日間は10周年のアニバーサリー期間。
同12日には代官山でパーティーがあるそうですよ。
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いちばんさいしょにこのお店に連れてってもらったのがもうかれこれ5年ほど前。区議会議員のどなたかと飲んでたような…とまぁ当時の記憶もあやふやですが、インテリアがこんな具合なので、そのころからもう老舗然とした雰囲気を醸し出しまくっていたことはなんとなく覚えています。
お香の香りが印象的な店内は、恵比寿のバーの平均的な照度よりもやや暗め。ファーストオーダーを迷っているとペンライトを持ってきてくれたりしますが、とは言っても恵比寿でいちばん暗いバー 松虎 よりはだいぶ明るいのでご安心を。お酒はバーのスタンダードなところがひと通り。ちょっと焼酎の品揃えが厚めなカンジです。
ボクはまだ未経験ですが、このお店を教えてくれたひと曰く料理もイケるとのこと。メニューをみると、一軒目使いもできそうなくらいの品揃えがあるのでそのうち試してみようかなとおもいます。ちょっとしたお通しがついていて、これだけでも2杯くらいは飲めますよ。
ビルの目印は、1階にあるちいさな人気店 あいびき の提灯。
よくみるとあいびきのすぐ脇にビルの入口があるので、エレベーターで6Fまでどうぞ。階下も飲み屋さんやカフェばかりなので、最上階のUnderBarあたりからこのマットを経由して、1Fまでハシゴしてみてください。
余談ですが、お店の壁に飾ってある高名な先生の書に、「 鳥は飛ばねばならぬ 人は生きねばならぬ 」 とあります。この書のトイメンに座ると、ちょうど何やらビンテージな雰囲気満載のいい音がするスピーカーの目の前なので、今度つらいことがあったらここで書を観ながらお酒を飲んでみたいとおもいます。
Bar Matt(マット)恵比寿
03-3770-3556
19:30PM~28:00AM
無休
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-3-2 東栄ビル6F