この香り家の蕎麦をいただくと、その昔、アポ無しでおしかけた山形の仲間のご両親にご馳走になった骨太なコシのお蕎麦を思い出します。
正直にカミングアウトすると、大阪人の悲しさ、お蕎麦の味がまったくわかりません。ゆえにこの香り家のダシ、蕎麦麺を語るボキャブラリーも持ち合わせていないんですが、最近になってようやく、こういうものなんだな… と割り切って楽しめるようになりました。
恵比寿にも、まにん、松玄、滋玄、玉笑などなど色々有名店がありますが、そんな中私的に一番際立った個性を感じたのはこの香り家でした。正直、おいしいのか?と聞かれると返答に困るんですが、ただ、冒頭に書いたように、山形の地元の方が「せっかく来たんだから名物を…」と連れて行ってくれたお店の腰と風味に(恵比寿で食べたお蕎麦の中では)一番近いお蕎麦屋さんでした。
それも当然、山形のそば粉を使った手打ちの田舎そばだそうです。
山形出身の仲間が「蕎麦は麺にわさびをつけて」と常々厳しいんですが、その食べ方の意味はこのお店の蕎麦なら何となくわかるような気がします。
メニューは板蕎麦、あったかい蕎麦、その他一品もいくつか。
お店は、恵比寿東口から少し歩いた静かな場所にひっそりと。
静かに音楽の流れる落ち着いた雰囲気のお店です。
そば粉みたいな色の落ち着いたファサードは、勢いよく歩くと見逃しますのでご注意を。
ちなみにこのこの香り家、曜日関係なく朝の4時まで営業しています。
いつか江戸っ子風に日本酒飲みつつお蕎麦を食べてみたいと思いつつ、まだお蕎麦の良し悪しがよくわかりません。奥が深い。
板蕎麦 香り家(いたそば・かおりや)恵比寿
03-3449-8498
昼 11:30AM〜16:00PM(15:30 L.O.)
夜 17:00PM〜28:30AM(28:00 L.O.)
無休
東京都渋谷区恵比寿4-3-10
香り家 公式ホームページ